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歯ブラシで取れる汚れは6割だけ!?
2024.08.24(土)
伊勢原市の近藤歯科医院・歯科衛生士の北村です。
皆さんは歯ブラシ以外に、フロスや歯間ブラシなどの補助用具は使用していらっしゃいますか?
歯と歯の間は歯垢(=プラーク)が残りやすいため、補助用具を使用するのがおすすめです。
実は歯ブラシだけの歯磨きでは約60%の歯垢しか取り除けないと言われています😲
ところが歯ブラシに加えてフロスや歯間ブラシなどを使うと90%近くの歯垢が取り除けるのです!
補助用具それぞれの特徴をご紹介いたします。
補助用具は大きく分けて[デンタルフロス]と[歯間ブラシ]の2種類があります。
基本的には歯と歯の隙間が狭い方にはデンタルフロス、広い方には歯間ブラシをお勧めいたします。
[デンタルフロス]
(🖐️←クリックして動画をご覧ください:デンタルフロスでより健康に)
細い糸状のため、歯と歯の狭い隙間や、歯と歯茎の隙間など、歯ブラシも歯間ブラシも入らない部位の汚れを取るのに便利です。
フロスにもホルダー付きの糸ようじタイプと、ロール状に収納されているロールタイプと呼ばれるものがあります。
■糸ようじタイプ(ホルダータイプ)
ホルダータイプにもF字型とY字型があり、前歯にはF字型、奥歯にはY字型が向いているとされています。
使い慣れていない方は糸ようじタイプから使ってみてください。
■ロールタイプ(糸巻きタイプ)
ロールタイプは、フロスがロール状に収納されていて、使う分だけ出して使用します。
使用した部分の糸を指に巻きとってずらしていくため、常に清潔な部分を使えますし、コストパフォーマンスも優れています。
またホルダータイプでは届きにくい部位にも使えますので、少しコツは必要ですがフロスに慣れてきた方は糸巻きタイプをおすすめいたします。
※フロスは一度に40センチ程度出してお使いください。指先から肘くらいまでの長さが目安です。そんなに長いの!と良く驚かれます😆
[歯間ブラシ]
ワイヤータイプとゴムタイプがあります。
歯肉を傷つけるのが怖い…使うことに慣れていない…という方はまずゴムタイプをお使いいただいても良いかと思いますが、実は効果としてはワイヤータイプの方が優れていますので、選ぶ際の参考にしてみてください。
また歯間ブラシは色々な太さの商品があります。
ドラッグストアではSS~Lまで4種類程度にサイズが選べることが多いようです。
近藤歯科医院では4S~LLまで7種類のサイズをご用意しております。
歯間ブラシは隙間の大きさに合わせてサイズを選択することも大切なポイントです。
ご自宅の歯磨きの際に、歯ブラシに+αするなら何が良いのか、どのように使うのか?というのは皆さん最初は迷われるようです。
定期検診の際に、歯科衛生士がアドバイスいたしますのでぜひお気軽にお尋ねください😊
執筆:伊勢原市 近藤歯科医院 歯科衛生士 北村
監修:伊勢原市 近藤歯科医院 院長 近藤