ブログ|伊勢原市の歯医者【近藤歯科医院】

口腔ケアでインフルエンザ予防

2019.01.16(水)

「歯科医療から身体の健康を実現する」近藤歯科医院です。

今月9日、厚生労働省はインフルエンザ患者数が「注意報レベルを超えた」と発表しました。

感染防止のために予防接種を受けたり、マスクをしたり、手洗いをしたり、と対策をしていらっしゃる方も多いことと思います。

 

口腔ケアもインフルエンザ予防に効果的であるという研究結果があります。

※「口腔ケアによる気道感染予防の実施方法と有効性の評価に関する研究事業報告書」(社会保険研究所刊)

 

その研究概要は

・デイケアに通う65歳以上の高齢者をAグループ(98名)、Bグループ(92名)の2つのグループに分ける

・Aグループは歯科衛生士が口腔内のプロケアを週に1回・6ヶ月間に渡り実施

・Bグループはこれまで通りセルフケアを実施

その結果、インフルエンザ発症者は歯科衛生士がプロケアを行っていたAグループで1名、セルフケアを行っていたBグループでは9名だったというものです。

 

通常、気道の粘膜は蛋白質に覆われていて、インフルエンザのウィルスが簡単に付着しないようになっています。

ところがその蛋白質が破壊された状態でウィルスが口腔内に入ってくると、ウィルスが気道の粘膜に付着して大増殖します。

この気道の粘膜を守っている蛋白質を破壊するのが、歯垢・歯石・舌苔などから発生する酵素であると言われています。

 

この調査のポイントは「専門知識を持った歯科衛生士が高齢者の歯垢や歯石を徹底的に除去した」ことです。

ただ漠然と歯磨きをしただけでは口腔内の細菌は減少せず、インフルエンザの予防効果は高まりません。

歯科医院では、日常の歯磨きでは取れない汚れもハンドスケーラーや超音波スケーラーで取り除き、確実に細菌を減少させることが可能です。

 

歯磨きの方法や歯間ブラシ、デンタルフロスの使用方法についてのアドバイスも行っております。

長期間歯医者に行っていない…という方は身体の健康維持のため、そして一生涯歯を残すためにも、この機会に歯科の受診をおすすめ致します。

 

→近藤歯科医院スタッフDiary

 

 

 

 

 

 

歯周病と高血圧

2019.01.04(金)

 「歯科医療から身体の健康を実現する」近藤歯科医院です。

今回は「歯周病があると高血圧患者の血圧コントロールに悪影響を与える」ことに触れた論文をご紹介致します。

(原著論文:Davide Pietropaoli/2018 Oct 22/Hypertention)

 

イタリア・ウクイラ大学の口腔外科医、ピエトロパオリ氏が高血圧患者3600人以上の医療記録と歯科治療の記録を分析したところ、

歯周病がある高血圧患者は、歯周病の無い高血圧患者に比べて収縮期血圧(上の血圧)が2.3〜3.0mmHg高いことが分かりました。

また歯周病があると降圧薬が効きにくく、血圧が目標値まで下がる確率が20%下がることも明らかになりました。

 

口腔衛生が健康全般にとって重要な要素であることはこれまでも度々言及されてきたことですが、ピエトロパオリ氏も「内科医は高血圧患者に歯周病の兆候が見られたら積極的に歯科治療を進める必要がある。適切な口腔ケアは減塩や運動、体重管理等の血圧コントロールと同程度に重要だ」と述べています。

 

高血圧は未治療のまま放置すると動脈がもろくなり、脳内出血や脳梗塞、狭心症や心筋梗塞に至る可能性もあるため、適切な治療を行うことが大変重要です。

高血圧治療を行なっている方で歯肉の赤みや腫れ、歯磨きの際の出血といった歯周病のサインが見られる場合は、歯科医院での「プロケア」を強く推奨致します。

 

当院では歯周病治療はもちろんのこと、虫歯リスク/歯周病リスク/口臭リスクを一度に検査し、数値化できる唾液検査も実施しております。

ご自身の口腔内の状態を確認したいという方はお気軽にお問い合わせください。

→近藤歯科医院スタッフDiary