ブログ|伊勢原市の歯医者【近藤歯科医院】

♡アンジェラス・ホーム♡

2024.09.01(日)

伊勢原市の近藤歯科医院・歯科衛生士チームリーダーの金子です。

 

 

前回の私のブログでは、日本審美歯科学会認定のホワイトニングコーディネーターという資格についてご紹介いたしました。

▶️前回のブログ:ホワイトニングコーディネーター在籍しております⭐️

 

今回も引き続き医療ホワイトニングシリーズ。

近藤歯科医院で取り扱っているホワイトニングの薬剤についてお伝えしたいと思います。

 

[アンジェラスホーム16%]

 

 

アンジェラスホーム16%は、昨年国内認可がおりたばかりのホワイトニングジェルです。

 

特徴①

粘性が高いためマウスピースから漏れ出ることが少なく、しっかり歯の表面に留まります

歯の表面にしっかり留まるということはそれだけ効果が高まりますし、お口の中も快適です。

実は私はホームホワイトニングのジェルが口の中に広がる感覚が少し苦手なのですが、アンジェラスホームは無事終えることができました☺️

 

特徴②

これまでホームホワイトニングといえば1日2時間マウスピースを装着するのが一般的な方法でしたが、1時間半に短縮することが可能になりました。

これは過酸化尿素の濃度(※)がこれまで日本で認可されていた薬剤より6割も高いためです。

 

特徴③

ホワイトニングの代表的な副作用である知覚過敏を抑える役割を果たすフッ化ナトリウムと硝酸カリウムが配合されています。

ただし、知覚過敏が起こらないわけではありません。

むしろ薬剤の濃度が高くなった分、知覚過敏が起こるリスクが高い上での抑える作用とご理解ください。

 

[(※)ホワイトニング薬剤の濃度]

2001 年に日本で初めてホームホワイトニングジェルが認可されてから2022年までの21年間、国内認可のホワイトニングジェルの過酸化尿素濃度は共通して10%でした。

そのため、強力な薬剤を使用して早く強力な効果を期待する場合には、主にアメリカから薬剤を輸入したり、医院で薬剤を独自に配合したりしているクリニックもあります。(その場合は強い薬剤の副作用で知覚過敏症状がかなり強くなりますので、鎮痛剤を処方されることもあります)

 

 

近藤歯科医院は日本審美歯科学会のガイドラインに準じて国内認可されたホワイトニング薬剤のみを使用しますので、昨年までは10%濃度の薬剤で施術をしてきました。

この10%の濃度でも、平均してシェードガイド5〜7段階の十分な効果を得てきましたが、昨年国内認可のアンジェラスホーム16%が発売された時はすぐに導入を決定しました!

スタッフ一同、薬剤濃度16%の効果はやはり高いと大きなメリットを実感しましたし、一方で知覚過敏も出やすいと感じています。

ホワイトニング効果をしっかり出しつつ、知覚過敏を防ぐためには「1日1時間半」という使用時間は守ることがポイントの1つです。

他にも知覚過敏を抑えるコツがありますので、ホワイトニング施術の際にしっかりお伝えいたします。ご安心ください。

 

当院の医療ホワイトニングの症例写真はこちらをがごらんください。

▶️医療ホワイトニング症例

 

 

ホームホワイトニングの流れについてもまたの機会にご紹介できればと思っています。

歯が白く、艶が増す感覚は本当に気分の良いものです!

まだ医療ホワイトニングを体験したことのない方はぜひご相談ください。

 

 

執筆:伊勢原市 近藤歯科医院・歯科衛生士 金子

監修:伊勢原市 近藤歯科医院・院長 近藤

▶️院長・スタッフ紹介はこちら

 

 

 

 

歯ブラシで取れる汚れは6割だけ!?

2024.08.24(土)

伊勢原市の近藤歯科医院・歯科衛生士の北村です。

 

皆さんは歯ブラシ以外に、フロスや歯間ブラシなどの補助用具は使用していらっしゃいますか?

歯と歯の間は歯垢(=プラーク)が残りやすいため、補助用具を使用するのがおすすめです。

実は歯ブラシだけの歯磨きでは約60%の歯垢しか取り除けないと言われています😲

ところが歯ブラシに加えてフロスや歯間ブラシなどを使うと90%近くの歯垢が取り除けるのです!

 

補助用具それぞれの特徴をご紹介いたします。

補助用具は大きく分けて[デンタルフロス][歯間ブラシ]の2種類があります。

基本的には歯と歯の隙間が狭い方にはデンタルフロス、広い方には歯間ブラシをお勧めいたします。

 

[デンタルフロス]

(🖐️←クリックして動画をご覧ください:デンタルフロスでより健康に)

 

細い糸状のため、歯と歯の狭い隙間や、歯と歯茎の隙間など、歯ブラシも歯間ブラシも入らない部位の汚れを取るのに便利です。

フロスにもホルダー付きの糸ようじタイプと、ロール状に収納されているロールタイプと呼ばれるものがあります。

 

■糸ようじタイプ(ホルダータイプ)

ホルダータイプにもF字型とY字型があり、前歯にはF字型、奥歯にはY字型が向いているとされています。

使い慣れていない方は糸ようじタイプから使ってみてください。

 

■ロールタイプ(糸巻きタイプ)

ロールタイプは、フロスがロール状に収納されていて、使う分だけ出して使用します。

使用した部分の糸を指に巻きとってずらしていくため、常に清潔な部分を使えますし、コストパフォーマンスも優れています。

またホルダータイプでは届きにくい部位にも使えますので、少しコツは必要ですがフロスに慣れてきた方は糸巻きタイプをおすすめいたします。

※フロスは一度に40センチ程度出してお使いください。指先から肘くらいまでの長さが目安です。そんなに長いの!と良く驚かれます😆

 

 

[歯間ブラシ]

ワイヤータイプとゴムタイプがあります。

歯肉を傷つけるのが怖い…使うことに慣れていない…という方はまずゴムタイプをお使いいただいても良いかと思いますが、実は効果としてはワイヤータイプの方が優れていますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

また歯間ブラシは色々な太さの商品があります。

ドラッグストアではSS~Lまで4種類程度にサイズが選べることが多いようです。

近藤歯科医院では4S~LLまで7種類のサイズをご用意しております。

歯間ブラシは隙間の大きさに合わせてサイズを選択することも大切なポイントです。

 

ご自宅の歯磨きの際に、歯ブラシに+αするなら何が良いのか、どのように使うのか?というのは皆さん最初は迷われるようです。

定期検診の際に、歯科衛生士がアドバイスいたしますのでぜひお気軽にお尋ねください😊

 

執筆:伊勢原市 近藤歯科医院 歯科衛生士 北村

監修:伊勢原市 近藤歯科医院 院長 近藤

 

 

歯科医院の院内感染対策〜その①〜

2024.08.20(火)

伊勢原市の近藤歯科医院・受付責任者の小池田です。

当院の受付にはこんなものを掲示しております。

       

 

「第二種歯科感染管理施設認定書」。

これは「第二種歯科感染管理者が在籍している医療機関」であることを証明するものです。

当院には「第二種歯科感染管理者」が2名在籍しております。

そのうちの一人は私、もう1名は歯科衛生士チームリーダーの金子です✨

 

 

2020年の新型コロナウィルス感染症流行開始に伴い、あらゆるシーンでの衛生管理が注目されるようになりました。

4年半経過した現在でも、室内ではマスクを着用していらっしゃる方はたくさんお見かけしますし、施設入り口にアルコールが設置されているのは特別なことではなくなりました。

しかしながら、元来私たちの身の周りには感染を引き起こす可能性のあるウィルス・細菌はコロナウィルス以外にもたくさん存在していました。

そのため医療機関では新型コロナウィルス感染症流行前から、肝炎、HIV、インフルエンザ、ノロウィルス、はしか、風疹、手足口病、アデノウィルス…と様々なリスクがあることを前提に院内感染対策を行なってきました。

コロナ渦で、歯科医療従事者は感染リスクが高い職業でありながら、治療による感染報告が無いことが話題になったのは、日頃より院内感染対策がしっかり行われていたからかもしれません。

(これは報告経路や調査方法等、精査が必要な情報であるとは感じていますが)

 

そこで今回は第二種歯科感染管理者としての目線で、歯科医院で日頃どのような衛生管理が行われているかをご紹介いたします。

 

[歯科医院の院内感染対策]

歯科医院では全ての患者さまの唾液や血液、分泌物等は感染の危険性があるものとして取り扱う[標準予防策(スタンダードプリコーション)]が徹底されています。

下記のような作業は一般的な歯科医院では共通して行われているものです。

・小まめな手洗いと手指消毒

・患者さま毎の手袋の交換

・マスクの着用(治療の際はゴーグルも)

・使用した器具の適切な洗浄・滅菌・消毒

・使い捨てアイテムの活用

・治療毎に診療台及びその周辺を消毒

 

加えて近藤歯科医院では患者さまにもこのようなことをご協力いただいております。

・待合室でのマスク着用(お子様は任意です)

・ご来院時の検温により、発熱等感染が疑われる患者さまにはご予約のご変更

・ご来院時及び治療終了時、計2回の手指消毒

・患者さま毎に診療台及びその周辺を消毒する時間を確保するため、完全予約制

・院内では紫外線殺菌済みのスリッパへの履き替え

 

 

上記に加え、日頃患者さまが立ち入られる機会のないバックヤードでは、唾液や血液などの感染源を完全に取り除き、器具を介して他の患者さまへ感染することがないように滅菌処理を行なっています。

なお、医療機関では衛生管理の工程で「殺菌」ではなく、「滅菌」という言葉を使用します。

それは以下の通り、有効性が全く異なるからです。

殺菌=細菌の一部を殺すこと

滅菌=全ての微生物を死滅させること

 

この「当院の消毒・滅菌作業の流れ」については少し長くなりますので次回ご紹介いたします。

最後までお読みいただきましてありがとうございました😊

 

執筆:伊勢原市 近藤歯科医院 受付責任者/第二種歯科感染管理者    小池田

監修:伊勢原市 近藤歯科医院 院長 近藤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯科衛生士目線で伝えたい!インプラントを長持ちさせる口腔ケア

2024.08.09(金)

伊勢原市の近藤歯科医院・歯科衛生士チームの堀田です。

 

私はこれまでインプラントやホワイトニング、セラミックス治療にも多く携わってまいりました。

インプラントを入れていらっしゃる患者さまの口腔ケアを担当する機会も多く、インプラントをずっと快適にお使いいただける施術とセルフケアのアドバイスに努めています。

 

何らかの理由で歯が抜けてしまったときの治療方法は主に3つありますが、その部位を天然の歯のように快適に補いたい場合の第一選択肢はやはりインプラントです。

患者さまからは手術の成功可否のみが注目されがちなインプラント治療ですが、実はそれと同じくらい大切なのはその後のメインテナンスです。

今回はインプラントのメインテナンスに携わる機会のある歯科衛生士目線で、皆さまにその重要性をお伝えできればと思います。

 

[近藤歯科医院のインプラント]

近藤歯科医院では世界トップシェアのインプラントメーカー、「ストローマン」社のインプラントを使用しています。

(↓ストローマン社についてはこちらをご覧ください)

https://straumannpartners.jp/medical/reason/about/

 

ストローマン社は1954年に創業し、今年でちょうど70周年を迎えました。

世界70カ国、500万人以上の患者さまが治療を受けており、使用されているインプラントはその数1400万本以上です。

ストローマン社のインプラントは特に安全性が高いことが証明されており、インプラント周囲炎が発生しない確率は10年後に97%と大変高い数値を実現しています。

 

[インプラント周囲炎とは?]

インプラントとその上部構造(歯の部分)は人工物なのでむし歯にはなりませんが、インプラント周囲の歯ぐきは天然歯と同じように歯周病にはなります。

インプラント周囲の粘膜や人工歯に付着した歯垢や歯石の内部に棲む細菌が原因で歯ぐきが炎症を起こした状態を「インプラント周囲炎」と言います。

 

[インプラント周囲炎の原因]

最も大きな原因はお口の中の汚れがしっかり取り除けていないことです。

お口の中が不衛生な状態になると細菌が増殖し、インプラントの周囲が細菌感染してしまいます。

また喫煙・口呼吸・歯ぎしりもリスクを高めると言われています。

 

[インプラント周囲炎が進むとどうなる?]

①軽度(インプラント粘膜炎)

インプラント周囲の粘膜のみに炎症が起きている状態です。

歯肉の腫れや赤み、歯ブラシやフロスで出血しやすくなります。

インプラントを支える骨の破壊はまだ起きていません。

 

②中度(インプラント周囲炎)

炎症がインプラント周囲の粘膜からさらに広がり、インプラントを支える骨にまで広がった状態です。歯肉からの出血はもちろん、膿が出ることもあります。

 

③重度(インプラント周囲炎)

さらに炎症が進むと歯ぐきからインプラントが見えることがあります。

またインプラントがぐらついてきます。

炎症が止まらなければ、インプラントを支えている骨が破壊されていき最終的にインプラントが抜け落ちてしまします。

また炎症を放置しておくと、原因菌が全身に巡ります。そうなると全身へ悪影響を及ぼすことにつながります。

 

インプラント周囲の疾患は、天然歯の歯周病と同様に重度に進行しなければ痛みなどの自覚症状が無いのが特徴です。

近藤歯科医院では前述の通り、高品質なインプラントを使用しておりますが、治療後は定期的にメンテナンスにお越しいただくことを患者さまにお約束していただいています。

治療が良い結果となるように、また良い状態が一生涯続くお手伝いができるよう歯科衛生士も日々施術をしています。

一緒にインプラントを守ってまいりましょう!

 

(↓インプラント周囲炎についてさらに詳細にお知りになりたい方はこちらをご覧ください)

https://straumannpartners.jp/medical/implant/care/

 

執筆:伊勢原市 近藤歯科医院 歯科衛生士 堀田

監修:伊勢原市 近藤歯科医院 院長 近藤

 

https://www.kondo-dentalclinic.com/service.html#s06

 

 

介護を必要とする方の口腔ケア

2024.08.02(金)

伊勢原市の近藤歯科医院・歯科衛生士の佐々木です。

先日、私が定期検診を担当した患者さまより、ご主人さまの口腔ケアについてご相談を受けました。

開院当初よりご夫婦で通ってくださっていたのですが、ご主人さまの持病が悪化し現在はご来院が難しくなってしまいました。

奥さまがご自宅で歯磨き等も行っていらっしゃるとのことで、口腔ケアのコツについてお尋ねいただいたという経緯です。

 

お身体にご不自由がある方の口腔ケアは、本当にケースバイケースなのですが、今回は一般的なケア方法をご紹介いたします。

 

[口腔ケアの必要性]

自分で歯磨きがうまくできなくなってくると、沢山の汚れがお口に溜まり、誤嚥性肺炎や口腔カンジダ症などを発症するリスクが高くなります

(※)誤嚥性肺炎・・・飲み込む力や咳をする力の低下により、お口の中の食べかすや細菌が誤って気管に入ってしまうことで起こる肺炎

(※)口腔ガンジダ症・・・お口の中に常在するガンジダ菌が、免疫力の低下等により増殖し、痛みや出血を生じる

 

また口臭が気になるために外出を避け、引きこもりがちになってしまうこともあります。

ケアする方が全ての汚れを落とすことは難しいですが、大きい汚れだけでも毎日欠かさず取ることでそれらの疾病を予防することができます。

 

[ポイント① 姿勢を整える]

まず口腔ケアを行う前に適した姿勢にします。

寝たきり状態の方は、ベッド上部を80~90度起こします。体勢が不安定にならないように体の両側と膝下にタオル等を置いて安定させます。

なお、このように座った状態を保てているとお口の中を正面から見ることができ、誤嚥も防げますが、あくまでご本人に無理のない安全な姿勢で行ってください。

 

[ポイント② 口腔ケア用具]

口腔ケアの用具は大きく分けて「粘膜用」「歯用」の2種類があります。

粘膜用:スポンジ/粘膜用ブラシ/くるくるブラシ/ガーゼつき手袋等。

これは粘膜を傷づけにくいように柔らかい素材でつくられています。しかし毛にコシが無いため、歯に付着した歯垢を取ることには適していません。

 

歯用: 歯ブラシ/歯間ブラシ/ワンタフトブラシ/デンタルフロス等。

これらは歯に付着した汚れを落とすものです。粘膜用に比べて毛が硬いため、粘膜に使用すると傷をつけてしまいます。

 

[ケア用具の効果的な使い方]

粘膜に使用するものは水やデンタルリンスなどで湿らせてから使用します。服用しているお薬や全身疾患の影響で口腔内が乾いているケースが多いためです。

乾いた口腔粘膜に無理やり用具を擦りつけると痛みを生じてしまいます。

また汚れが硬くへばりついている場合は口腔湿潤液を使用し、汚れをふやかしてから除去をすると良いです。

 

・粘膜用ケア用具は奥歯→前歯、舌の根→舌先の順に動かしてください。

口の奥側から手前側に動かすことで、汚れの誤嚥を防ぐためです。

 

歯ぐきに炎症がある場合は、歯ブラシに歯周病予防のマウスウォッシュを使用すると効果的です。

 

最後に…

口腔ケアを行う際には、まずご本人のご希望を伺ってください。

そしてご本人ができることはできるだけご本人にしていただいてください。

それが能力の維持につながりますし、ご本人の負担にならないことを考えることがとても大切です。

お読みいただいた方の何かお役に立てましたら幸いです。

当院には介護口腔ケア推進士の資格を持つ歯科衛生士も在籍しておりますので、ご不明な点はご遠慮なくお尋ねください。

 

執筆:伊勢原市 近藤歯科医院 歯科衛生士  佐々木

監修:伊勢原市 近藤歯科医院 院長 近藤

https://www.kondo-dentalclinic.com/staff.html

 

 

 

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