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歯科医院でAED?

2019.01.25(金)

「歯科医療から身体の健康を実現する」近藤歯科医院です。

当院ではAEDを設置しております。

AEDとは心室細動=心臓が正常に拍動できずに痙攣している状態に対し、電気ショックを行い心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。

口腔内の治療を行う歯科医院になぜAEDを?と意外に感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実は歯科の医療行為には心停止に至る可能性があるものがいくつかあります。

例えば深い虫歯の治療や抜歯をする際に使用する局所麻酔。

その局所麻酔による死亡リスクは全身麻酔による死亡リスクよりも7~8倍高く、その原因は迷走神経性のショックやアナフィキラシーショック、局所麻酔中毒など様々な原因であるという報告があります。

(※橋内章「全身麻酔のすすめ」真興交易医書出版部)

 

加えて厚生労働省発行資料にも以下のような記述があります。

「歯科の外来診療においては。誤嚥等の恐れがある小さな治療器具が多用されていること、局所麻酔を行う事例が多いこと、高齢社会の進展に伴い、全身状態の把握・管理が必要な患者が増加していること、抜歯や小手術等観血的処置をする機会が多いことから、患者にとってより安全で安心できる環境を整備する必要がある」

 

以上をふまえると、歯科医師も全身的医学知識を向上させる必要があるのはもちろんのこと、心停止に至る可能性のある症例に対し速やかかつ効率的な救命処置を行えるようAEDを設置することは義務であるといっても過言ではないでしょう。

またこのように重篤な症状に至った患者さまの約半数が何らかの持病があったとの報告もあることから、患者さまご本人も歯科に限らず治療を受ける際にはできるだけ体調や病歴について正確な申告ができるよう、ご自身の疾患の把握を日頃から行われることを強くお奨め致します。

 

当院には「応急手当普及員」の資格を有したスタッフもおりますので、ご質問等がございましたらご遠慮なくお尋ね下さい。